成功するための「バビロンの大富豪」七つの条件の一つ

財布を太らせるということ。

「財布に十枚のコインを入れたなら、使うのは九枚まででやめておくのです」バビロンの大富豪ジョージ・S・クレイソン

つまり、収入の10%で良いから財布に残しておくということです。この場合、使うコインより入ってくるコインの方が多いので、必ず財布にはコインが残り、それは日に日に増えていき、いつかは財布に入りきらないようになるということです。まあ、当たり前ですね。

だからといって、ただ残していくということではなく、これを実践するときに大切な二つのことがあります。

一つ目は、

「そこで一つ、奇妙な事実を申し上げましょう。なぜそうなるかは分からないのですがね。それは、稼いだ金の十分の九を超える分は使うのをやめてからも、それまでと同じように生活してゆくことができたのです。以前より何かが足りないということはありませんでした。それ以上に、間もなく、以前よりも金が簡単に手に入るようになったのです。稼いだ金の一部なりとも使わずに取っておく人間には、金がより簡単に寄りつくようになる、というのは神々の定めた法則なのでしょうな。むろん財布が空の人間からは、金が逃げてゆくというのと同じです」バビロンの大富豪 ジョージ・S・クレイソン

つまり、お金というものもエネルギーの一つであると考えるのであれば、「類はともを呼ぶ」のように同じエネルギーは引き合い、集まりやすくなるということだと思います。そして、常に財布の中にお金があるという状態が、思考にも影響し、「私は十分にお金を持っている」とい意識を持ちやすくなるのです。そのことによりその思考は潜在意識に定着しやすくなりその現実が現れやすくなるということを言っているのでしょう。

なので、財布が空の状態では、お金を引き寄せる元のお金がないので、お金が寄りつくことはできず、さらにお金が常にない、不足しているという状態なので、思考も常に「お金がない、大利ない」と意識していて、それゆえにその現実が起きてしまうのです。

そして二つ目は

「みなさんはどちらのほうを望まれますかな。毎日の欲求を満足させること、宝石やちょっとした装飾品、ちょっと良い服、ごちそう……。そうしたすぐに手に入るけれど、消えるのも早いものですかな。それとも中身のあるもの、黄金、不動産、家畜、商売、定期的な報酬を確保する投資……といったものですかな。財布から取り出す金には、すぐに手に入るけれど消えるのも早いものが買えるだけの力しかありません。財布の中に残しておいたお金によってこそ、初めて実質的な価値のあるものが手に入るのです」バビロンの大富豪 ジョージ・S・クレイソン

つまりお金の使い方です。私たちは、お金の使い方、つまりお金の知識というものを学校や家庭で教えてもらうことはほぼありません。そのため、お金というものがどのようなものでどのように使えば良いかということがわからず、ただ目の前にある必要なもの、欲しいものを手に入れるためにお金を使い、そして一時的な満足案を得ることは出来るけれど、結果的に何も残らねいという状態をずっと繰り返しているのです。つまり、負債のためにお金を使うのではなく、その10%のお金を資産のためにお使うということをまず最初にするべきなのです。そのことによって現状から抜け出る第一歩を踏み出すことができるのです。

多くの成功者たちは同じことを伝えています。

彼らは、

  • 収入の10%を自分の向上のために
  • 収入の10%を投資用に
  • 収入の10%を寄付や社会貢献に
  • 収入の10%を自分を楽しませるために
  • などなど

と残しなさいと伝えています。

まずは自分が何にお金を使っているのかに気づき、意図的にその一部を残していくことを始めてみましょう。お金のために働き、お金に使われる人生ではなく、お金を自分のために働かせ、お金を自由に使う人生へと変えていくのです。

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