『強すぎる喜びはオーバーエネルギー、強すぎる悲しみはアンダーエネルギー。幸せとはどちらでもない調和された状態のことです。アンダーだからオーバーを望み、オーバーだからアンダーを望む。調和された状態、満たされた状態とは感情も調和され、凪のような状態なのです。静かな感情がただあるだけなのです。』
私たちは自分の人生の中で自分にとってよいこと、自分が望んだ出来事がたくさん起きることを望みます。そしてそれが起きないと落ち込み、落胆し、悲しみにおちいってしまいます。逆に自分にとってポジティブな出来事は喜びや楽しさ、高揚感のような感情を感じます。しかし、私たちが何かを成し遂げようとするとき、それが大きなことであろうと小さなことであろうと必ずポジティブな出来事とネガティブな出来事は起きるのです。陰があれば陽があるのです。悲しいから楽しいがわかるのです。大きいから小さいがわかるのです。それがあるからこそ、ものごとは存在しうるのです。
では、なぜ私たちはポジティブな出来事を望んでしまうのでしょう。なぜネガティブな出来事が起きてしまうのでしょう。次のように聞かれてあなたはどう考えるでしょうか。
「あなたは今の生活すべてを見渡して、どのように感じますか。そしてそれをどのように見ていますか」