「現実化の仕組み」カテゴリーアーカイブ

潜在意識に蓄積されるデーターとはどのように作られていくのか

私たちは、毎日数え切れないほどの多くのことを体験しています。いろいろなことを見たり聞いたりして、その出来事を受け止め、自分なりに判断して行動していると思います。そして、その一連の記憶は、パソコンのハードディスクに保存するように、意識(主に潜在意識)に保存されていくのです。そして、それが私たちの判断や行動に影響を及ぼしていきます。

私たちは、毎日数え切れないほどの多くのことを体験しています。いろいろなことを見たり聞いたりして、その出来事を受け止め、自分なりに判断して行動していると思います。そして、その一連の記憶は、パソコンのハードディスクに保存するように、意識(主に潜在意識)に保存されていくのです。そして、それが私たちの判断や行動に影響を及ぼしていきます。

人がある行動をとる理由を知りたかったら、どうすればよいだろうか。性格やアイデンティティ、そして運命さえも形づくったであろう、その人の人生で最も重要で、大きな影響を与えた経験が、間違いなく手がかりになるはずだ。

”アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ”

つまり色々なデータが、パソコンの中にあるたくさんのフォルダに振り分けられ、保存されているように、人の経験値というデータも振り分けられ、ファイルとして保存されているのです。そして、それは記憶、感情、感覚などと紐づけられています。そのため、フォルダ名は、「恐怖」であったり、「不安」であったり、「悲しみ」であったりとその時の感情ごとに振り分けられ、保存され続けていくのです。

そして、何か出来事が起きると、今感じている感情と同じフォルダから似たような過去の出来事のファイルを起動させ、それを参照データとして、行動し、適切だと思う振る舞いをするのです。

なので、恐れを感じる出来事が起きれば、恐怖のフォルダにアクセスし、そこからファイルを引っ張り出し、過去の経験に結びつけて行動するのです。そして、それを繰り返すことによって恐怖のデータは蓄積、強化され、恐怖の感情を倍増させていくのです。

ここで一つ気をつけなければいけないのは、この参照データにアクセスする時に、無意識に選び出しているということです。今の自分の精神状態に気がつかず、自動的にアクセスし、過去の経験を選び出し、その感情、感覚を強め、その中に深く沈み込んでしまうということです。そして、自分自身のハンドルを手放し、意識的に思考することなく、自分の周りにハンドルを手渡してしまうのです。

経験値とは、自分が経験したこと、見聞きし、触れ、味わい、匂いを嗅いだりしたことのデータですが、それ以外もデータとして保存されていくものがあります。それは、自分は経験していないが人から聞いた情報や、起きていないがこうなるのではと自分が想像したことなどです。そして、それがフォルダに保存されていくうちに、内容が少しづつ、歪められたり、削除されたり、普遍化・一般化されたり、似たようなことと関連付け、その範囲を少しづつ広げていったりしながら、その感情が湧き上がる出来事を増やしていき、その感情を感じ続け、自分の中にそれを強固に確立していくのです。

例えば、最初は悲しみという感情が、

「子供の頃、期日までに宿題が終わらずに親に叱られて悲しい」が

「親に何か欲しいものを買ってもらいたくてお願いしたけど、買ってもらえなくて悲しい」も同じフォルダに入れられ、

次に、「私はいつも親に私の気持ちを受け入れてもらえなくて悲しい」になり、

次第に、「私は誰にも受け入れてもらえない、受け入れてもらう価値のない人間なんだ」となり

最後には、「何をしたってうまくいくはずもない、悲しい気持ちになるだけだ」

と普遍化してしまうのです。

私たちは、こうして感情に紐づけて、それを定着させるのがとても上手なのです。ただ、ネガティブな体験に関してはという条件では。これをポジティブな感情で同じようにする習慣は多くの人が持っていないのですね。同じように楽しい感情や幸せな感情を強化する癖はなく、そう行ったことが起きてもネガティブな感情、不安・恐怖に結びつけてしまうのです。せっかく上手く行っているのに、上手くいかないフォルダにそれを入れてしまう。そういう不思議な癖が私たちにはあるのです。

「今回はうまく行ったけど、次もこんなに上手くいくとは限らない」とか「こんなに楽しことはそう長く続かない」とか。

この負の連鎖、ループから抜け出し、ルートを変えるには、どうすればよいのか。

私たちのこの習慣、癖、さらには信念というものは、この経験値そのものに影響を受けているのではなく、それを私たちがどのように解釈しているかに影響を受けているのです。そしてその解釈によって、良い、悪いなどの判断が生まれ、感情が湧き出てくるのです。

悲しみの感情が生まれた時、恐怖の感情が生まれた時、「どうして私にその感情が生まれたのだろう」と考えてみることです。「何に対して悲しんでいるのだろう」「どんなことに恐怖を抱いているのだろう」とそれについて、しっかりと自分の内面を見つめることです。

きっと、それは過去の経験から同じ出来事に紐づけて悲しみや恐怖を感じたり、これから起きることが過去と同じようになると考え、悲しみや恐怖を湧き上がらせているのです。

今、起きていることと過去は関係ないし、これから起きることと過去も全く関係ないのです。過去の出来事を参考に全ての物事を判断しないでください。今起きていること、これから起きることへの自分自身の感情と思考、行動のハンドルをしっかりと自分の手に持ちましょう。そして意図的に考えるのです。自分はどうしたいのか、どうなりたいのか、何を達成したいのか、何に価値を置いているのか、何を大切にしているのか。それを明確にするのがとても大切なのです。いつも目標を持ちましょう。そして自分にとって何が大切なのか、自分が何を大切にしているのかに気付きましょう。

無意識に受け取る人の思考や癖、波動を意識的に選択することによって自分はどのように変化していくのか

人は自分が思っている以上に外からの影響を受けやすいものです。そして無意識にその影響を受けて行動したり思考したりしています。

自分の周りにいる人の思考や癖は、簡単に自分に伝染します。そして、自分の思考、癖も簡単に相手に伝染するのです。そして、どちらに共鳴するかで物事の進み方は変わっていくのです。

もし、周りに合わせて自分が共鳴してしまうのであれば、

「自分が何に触れて、何を選び、何を取り入れるか」は、とても大切になります。

つまり、「これから自分はどうなりたいのか」を常に意識して、それにふさわしいもの、情報、人、環境を選んで行くことです。ただ、この影響し合う効果は、持続性があるものではないので、すぐに元の慣れ親しんだ、今までの自分の状態に戻ってしまいますが、ただ、それに関わっている時間が長ければ長いほどその影響力は強くなります。

なので、どこに自分の身を置くか、そして置き続けるかということがとても大切なのです。

自分の理想の人や環境に触れ、自分の波動がそれらと共鳴し、変わり、そして思考が変わったとします。そして、今までの友人にその話をしたとしましょう。その友人は以前の自分の波動のままなので、ズレが生じます。あなたを批判したり拒絶したりするかもしれません。もしくは受け入れ、素晴らしいと言ってくれるかもしれません。その時にどちらの波動に共鳴するかなのです。友人があなたの波動に共鳴し二人とも新しい波動になるのか、もしくは元の自分の波動を持っている友人に共鳴し、あなたは自分の波動を元に戻してしまうのか。

新しい自分の波動が相手の波動を変えるくらいしっかりと自分に定着していれば自分の波動は維持できます。でも、そうではなく、まだ揺れ動くのであれば慣れ親しんだ波動に戻ってしまうかもしれません。

ここで元の波動に戻ってしまうのは、自分の行動に対する相手の対応を思考で判断してしまうことが一つの理由です。例えば相手から自分が拒絶された、批判された、馬鹿にされたなどと感じ、全てを結びつけてしまいます。相手はただ自分の意見、考えを伝えただけなのですが、自分は勝手にそう思ってしまうのです。そのことによって、自分の変化した波動は、周りから見たらそういうものなのだと考えてしまい、元の慣れ親しんだ相手と同じ、快適と思っている波動へと戻っていきます。

でも、そのように感じる必要はないのです。同じ環境にいて、同じものを見て、同じことを聞いてもその事実の受け取り方は人それぞれ、違うのです。必ず同じではないし、違っていて大丈夫なのです。そして自分の意見を押し付ける必要もなければ、受け入れてもらえなかったことで、落ち込んだり、怒ったり、悔しがったり、どうして分かってもらえなかったのだろうと考えたりする必要はないのです。そういう時は、ニュートラルにフラットにそこから離れれば良いだけなのです。そして、自分が望む環境に自分自身を置けば良いのです。その人とも時期が来れば同調するときが来るかもしれません。なので執着をせず、そういうものだと理解すれば良いのです。そして、望む場所へと動きましょう。物事は変化し続けるのです。

『他人があなたを怒らせたり、怖がらせたりするのは、他人の言動に対してあなたの心が同調するからである。あなたの心がそれに同調しないなら、誰が何を言おうとあなたを怒らせることも怖がらせることもないのだ。 ナポレオン・ヒル』

やはり目標設定は人生の一部なのだと感じ、それがこの世界を生きるゲームの基本設定なのだと考える

君が、普通の生活をしたければ、目標なんていらない。でも、普通と違った人生を望むならば、それを明確にしなければいけない。たとえば、宇宙のレストランに入って、オーダーすることをイメージしてほしい。レストランに入って、「ご注文は?」と聞かれる。君が何も言わなければ、周りの人と同じランチの定食を運んできてくれる。君が、普通の人の食べる定食がイヤなら、別の注文を出さないといけないだろう。

目標は、この注文のようなものだ。何が欲しいか言ってあげないと、ウェートレスの人も困ってしまう。はっきりと何が欲しいかを言ってあげなければいけない。どういう仕事がいいのか、どんな人生が欲しいのか、一つはっきりさせていけばいい。そのオーダーを伝えると、ウェートレスの人が、その人生の値段を言ってくる。

宇宙レストランの値段はお金ではなく、行動で支払うことになっている。欲しいもののための、行動リストを書いて、そのとおりに行動する。そうすると、注文どおりの人生がやってくるというわけだ。引用 ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 本田健

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 本田健

目標設定は、私たちにとって大切なものの一つです。目標を設定することによって、目的地がわかり、思考と行動が変化します。何をすべきか何を基準に物事の判断をするべきかがわかり、その結果、自分の言葉や行動、振る舞いも変化します。日々の暮らしの中で、少しづつ少しづつ思考を変えていくことで、現実も変化していくのです。これは潜在意識の書き換えとも言えます。

「健康でいたいなら、健康でいるという思考、目標」を持ってください。

「豊かでいたいなら、豊かでいるという思考、目標」を持ってください。

ここで大切なのは、

「健康になりたいという思考、目標」「豊かになりたいという思考、目標」ではないということです。なりたいという思考、目標では、なりたいという現実ができてしまうからです。ずっと達成されていない状態が続いてしまうのです。

では目標を作ってみましょう。目標を作る時には、感情・感動をつけてリアルにイメージしてください。この感情・感動がとても大事になります。そして、本当に求めているものでなければリアルに楽しくイメージできないのです。自分が本当に求めているものを目標にしてください。何を自分が求めているのかをしっかりと見つめてください。それがわかれば、その目標を言葉にし、それを達成した自分を感情・感動とともにイメージして何度も味わってください。それがまず目標実現の第一歩です。

その時にもう一つ大事なのは、その目標を自分自身がしっかりと信じることができるかということです。自分自身のどこかにその達成は無理だと感じないようにすることです。もし無理だと感じてしまうとその影響が出てしまいます。現実化が遅くなってしまうかもしくは現実とならないか。そもそも自分の限界を超えたイメージを自分で想像するのは難しいものです。そこで、まずは自分が達成できると感じているところの少し上を目標に設定してください。それならば、達成できた自分をイメージすることは難しくはないと思います。ほんの少しの上から始め、徐々に広げていけば良いのです。自分に作っている制限を少しづつ取り外していくのです。

なかなか自分でするのは難しいと感じるのならば、こういうイメージングのサポートとして、カウンセリングやコーチング、キネシオロジーのセッションなどを活用するのも良いと思います。

人にはエネルギーが絶えず流れています。そのエネルギーをどこに流すかで、物事は大きく変わるのです。そのエネルギーの流す先を明確にするのが目標設定なのです。毎日の些細なことでも、ひと月後のことでも、一年後のことでも、たくさんの目標を設定してください。そして書き記してください。そして何が実現されたか確認してください。きっと、自分が本当は何を望んでいるのかがわかり始めると思います。

直感を感じ行動すること、それがどのような意味を持っているのか

これをしようと思いついた、もしくはふとこれをすれば良いのではないかと思いついた時、よくそれは直感と言われたりしますが、その瞬間にその未来(現実)は出来上がっています。そして、その瞬間が一番スムーズにそれを実現できるタイミングです。だから、何かを思いついた時はすぐに行動することです。それが自分にとって一番良い経験を経て、現実を作り出すタイミングです。それが「今は忙しいからまた後で」とか「今、それをしたらどう思われるかな」とか「今じゃなくても大丈夫」とか考えて、行動を先延ばしにしないでください。そうすると、その現実につながる道は少しづつ遠くなっていき、最後にはその現実に直接つながる道はなくなってしまいます。

直感を得て、何かを思いついた時、きっとすぐに思考が働いて、何かしらの言い訳を作り上げてしまうかもしれません。それをしなくても良い理由を探し出すでしょう。そしてその理由はきっと次から次へと湧いてくるでしょう。それは癖なのです。今までしてきた習慣なのです。同じことを繰り返していたら。同じ現実が繰り返されます。直感は、何かを変えようと、もっと自分の人生が自分の望むものになると考えて、思いついたものなのです。それを実行すれば、今までとは違う現実を作り出すことができるのです。

よく決断は先延ばしにしようという人がいる。あとでゆっくり決断しようというタイプだ。でも、その人はよく見ると大きな決断を知らずにやっている。それは、「いまは決断しないでおこう」という決断だ。これが、人生でも最も大きい落とし穴の一つだ。人生のことを真剣に考えるのは面倒だ。だから、それが重要であればあるほど、何も考えないようにして、決断を先延ばしにしてしまう。でもその人は、人生を無駄に過ごすと決断していることを知らないのだ。こういう人間は実際に大きな問題にぶちあたらないと、人生を見つめなおそうとしない。それは、健康とお金と人間関係の三つだ。この三つで問題が発生しないかぎり、人はぬるま湯で生きていこうとする。何かに直面したり、変えていこうと決意したりしないものなのだ。 引用 ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 本田健

行動すると決めてください。そうすると物事は動き出します。この行動するということを決めることが一番エネルギーを使うのです。動き出しが大変なのです。直感は火種のようなものなのです。その火種が消えないうちに、行動して火を大きくするのです。そうすればあとは自然に燃え続けてくれるのです。

すぐに決断して行動する癖をつけてください。しかし、大きな決断をするにはストレスがあるかもしれません。どうしても今までの癖や習慣が邪魔するかもしれません。まずは、毎日の些細なことから始めるのです。朝、起きて今日はどの服を着るのか、お店で買い物をする時どれを買うのか、どこかにいく時にどの道を選ぶのか、毎日の些細な選択で練習するのです。それならば、直感に従ってすぐに決断しても大きな問題にはならないと思います。そこからすぐに決断し、行動する癖をつけるのです。

「決断の遅い人は、決断を実行に移すのも同じように遅い」のです。

まずは、毎日の些細な直感を感じてすぐに決断し実行に移しましょう。そうすることで徐々に大きな選択もすぐに決断し、実行に移すことができるようになります。そして、自分の現実、人生に大きな変化を起こすことができるようになるのです。

思考を現実化するためのキーワードとは、それが現実化するために私たちがすべきこと

自分の周りにはエネルギーが満ちていて、そのエネルギーは思考することで動き出すのですが、それを現実化するために大切なことが、物質的に行動するということです。私たちは目標を達成することを幸せや喜びと感じがちですが、この行動する、目標を達成するためにいろいろなことを経験する、このことを楽しむためにここにいます。

現実は思考と行動で作られます。

思考したエネルギーはすぐに並行世界に出来上がるのですが、それが物質的に現実化して自分の前に現れるまでには時間がかかります。思考と物質的現実の間にギャップがあるのです。それを埋めてくれるのが行動です。

でも、私たちは、この行動を嫌う、面倒だと感じる傾向があります。そしてすぐに結果を求めてしまいがちです。思ったようにすぐに実現しないとイライラしたり、不安になったりします。本当はこの行動を楽しむべきなのに楽しめないのです。そして、まだ実現しない、まだ実現しないと考え続けてしまいます。その考え自体が実は現実化を遅くしてしまうのです。

でも、自分自身で現実化を遅くしていることに気付かず、いくらやってもダメだったと悲観してしまい、目標や望んだことをもう無理だ、できないとキャンセルしてしまうのです。

思考は行動すれば必ず現実化するのです。途中でやめてしまわない限りは必ず目標に近ずいているのです。せっかくの望みを、自分の思考で遅くしてしまうのではなく、楽しみながら行動し、その過程を経験していれば、必ず現実化して自分の前に現れるのです。その時、自分自身は一つのスッテプを終え、また新たな経験に向けて、さらに加速度を増して進んでいくことができます。

不安、恐怖、恐れ、心配にフォーカスしないでください。ここにいつも目を向けてフォーカスしていると、それが現実化してしまいます。

そして「やっぱり起きた」と納得してしまうのです。それは、自然に起きたことではなく自分自身が起こしたことなのです。

あなたがフォーカスしているのは起きていることではないのです。起きるかもしれないという可能性の一つにフォーカスしているのです。しかも起きて欲しくないことに。それが起きることが前提になってしまって、それが本当のことだと思ってしまって現実に起こしてしまうのです。

自分の思考で現実は作られます。その思考が自分が望んでいることなのか考えてください。そうでなければ、それは手放して、望む現実を思考してください。

『心配とはロッキングチェアのようなものだ。私たちをせわしなく動かすのだが、どこかへ運んでくれるわけではない』作家 ウィル・ロジャース

心配したところで何も解決しません、自分自身にプレッシャーとストレスをかけるだけなのです。全てのことはこの思考と行動の法則、仕組みにそって起きています。それを今度はうまく利用するのです。自分の思い描く人生のために。

思考と言葉のエネルギーは自分の周りに確実に影響しているので、その仕組みを知ることで何かが変わるとわかる瞬間について考えてみる

何かを達成したいと考えた時、具体的な目標ができた時、まずすべき大切なことは決めることです。それを達成すると決断することです。

自分の周りはエネルギーで満たされています。そして、その決断の思考が、そのエネルギーに働きかけ、動かすのです。思考しなければ、そのエネルギーは決して動かないのです。

そのエネルギーが動くことにより、ものごとが目標に向かって動きはじめるのです。

そのためには、まずは自分の達成したいこと、目標を宣言してください。そして言い切ってください。その時に誰かから許可をもらいたいと思いながら宣言はしないでください。誰かに背中を押してもらいたいと思いながら宣言はしないでください。そうすると、エネルギーは相手に流れてしまい、自分の現実ではなくなってしまい現実化しなくなります。

言い切るということは、覚悟するということと似ています。覚悟をすることで、周りから、「無理だよ」「やめなよ」「できないよ」と言われても、しぼむことなく続けることができるのです。そうでないと、周りの意見に振り回され、自分がどうしたいのかどんどんわからなくなってしまいます。

覚悟すれば何でもできます。覚悟すれば行動できます。つまり、行動できていない人は、決めていない、宣言していない、言い切っていない、覚悟していないのです。

覚悟して行動すれば、現実はそのとおりになるのです。そこにエネルギーが流れ、応援、力になってくれる人や出来事が現れるのです。

でも、私は自信がないから言い切れないと、そんなことはできないと思うかもしれません。誰もが最初から自信があるわけではないのです。経験するうちに自信はできるのです。

世界的なコーチであるアンソニーロビンズも著書「自分を磨く」で次のように書いています。

「あなたはどうして、そんなに多くのことを成し遂げられたのですか」とよく聞かれる。その理由の一つは、私のものの見方が他の人とは違っているからだと思う。普通の人は、まず能力を高め、それから自信が持てるようになるが、私はまず自信を持つので、必要な能力が身につくまで確信を持ってやり通すことができる。

自分を磨く アンソニーロビンズ

言い切るから、決めたことが出来るようになり、出来るようになるから自信もついてくるのです。最初から自分の目標の100%でなくて良いのです。今の自分ができるところを100%でしていくことで、少しづつクリアしていき、少しづつ自信も増えていき、自分の目標が成し遂げられるのです。

しっかりと宣言してください。そうすることでそのエネルギーは動き出し、そしてそれは共有意識へと流れていくのです。そして周りの人達が、あなたの宣言を受け入れ、それを信じれば信じるほど、共有意識にそのエネルギーが満たされ、現実化されるのです。多くの人達は無意識に毎日を過ごしています。その無意識に思考しているエネルギーを自分の目標に流してもらうのです。そうすることで目標達成は加速していきます。

並行世界を考えて、現実は自分が創造している。そして次に起きることも自分が選んでいる

何か目標や望むことを考え、そのために行動した時、きっと「次は何が起きるだろうと」と考えると思います。意識的にも無意識的にも、その瞬間に、すでに予想した数だけの並行世界が作られいています。それのどれを選ぶかは、自分で決めることができるのです。そのことで次に起きる現実が変わるし、変えることができるのです。

では、自分はどのようなことを望んでいるのでしょうか。どのような目標を持っているのでしょうか。試しに、今までの自分を思い返してみてください。

「自分はどのような人でありどのようなことをして、どのように考え、どのように振舞っていたでしょうか」

何かを始めようと思った時、何かをしたいと思った時、そしてそれを続けていた時、どんなことを考え、どのような感情で、どのように振舞っていましたか。書き出せるのであれば書き出してみてください。

では、それをあらためて見て、どのように感じますか。全てが満足できる結果でしょうか。もし、どこかを変えたいとか、こうすればよかったと思うのであれば、次に

「理想の自分がその時ならこうすること」を書いてみてください。そして、理想の自分は、どの様な人なのか具体的にイメージして、それも書き出してください。

どんな服を着ているのか。同じことが起きた時にどんな対応をするのか。自信たっぷりに過ごしているのか、創造性豊かに対応しているのか、いつも楽しく笑っているのか。思いつく理想の自分をしっかりとイメージしてください。

そして、何か目標や望むことに対して行動した時、その理想の自分ならどう行動するだろうかと考えてください。その瞬間に新しい並行世界は出来上がります。そして、今回はその世界を選択するのか、それとも、今までの癖で今までの自分が思い描いた並行世界を選択するのか。それを自分は選ぶことができるのです。

理想の自分が行動するだろう並行世界を選ぶと、きっと、あなたは最初は違和感を感じると思います。なので一気に変えようとする必要はありません。ゆっくりと少しづつ変化してください。最終的にはその方が大きく変化させようと動くよりも早道なのです。変化を始めると必ず自分の周りから抵抗を受けます。なぜなら、周りの人たちは過去のあなたしか知りませんし、過去のあなたと付き合っているのです。でも、あなたはすでに未来の自分を表現し始めているので、そこに違和感が生まれ、周りから変化をさせない様な行動や言動を受けると思います。

また、自分の中でも大きな抵抗が出ると思います。今までの自分と理想の自分がせめぎあって、行こうとしたり、引き返させようとしたりすると思います。理想の自分なのに「これは私ではないかも、私には不釣り合いだ、そんな器ではない」など思ってしまうかもしれません。

なのでゆっくりと少しづつ変化することを意図して行動してください。そして少しづつでも一度変化したことは、自分の中でも周りからでも抵抗は起きにくくなります。

そして、自分が少しづつ変化していくにつれて、周りも自然と変化していきます。その時に離れていってしまう人もいるかもしれません。でもそれは仕方のないことなのです。自分が変化すると今まで合っていると思っていた人や出来事が合わなくなってしまうのです。

その時はすっきりとそれらに対する執着は手放しましょう。手放すことでスペースができ、今の自分に合う人、出来事に出会うことができます。手放さなければ、次に出てくる人や出来事と出会うことも手にすることもできないのです。

あなたが自分が望む方向に変化をすれば、必ずあなたの周りの人や出来事、環境も同じ様に変化します。

固有の波動が自分の周りには存在していて、それがどのような働きをするのかと同時に、思考と並行世界(パラレルワールド)もどのように関係しているかについて

この世界の全てはどのような存在でも(人はもちろん、動物、昆虫、植物、場所などなど)波動エネルギーで出来ています。そして、それを動かし、影響を与えるのが思考と感情なのです。何かを思考することで、自分の周りにある波動エネルギーを刺激し、その思考通りに現実を創り出すのです。その時に感情を載せて思考するとより現実は作られやすくなります。

思考をするということは、自分の中に何かしらのフォーカスが出来上がったということです。それは、現実、つまり何かしらの対象物というものに意識を向け、焦点を当てたということになります。そして対象物は人がその対象を認知して、初めて現実に現れるものです。思考をし、感情を載せ、そしてフォーカスが生まれ、そしてそれが現実になるのです。

例えば、風景全体をを見ているとします。そこには絵画のような風景が広がっています。そして、その中にある何か、家(車でも人でも良いですが)にフォーカスした時、それを見つけた瞬間に、それは現れているのです。

これは対象物の波動を認知して、それに共鳴し、自分の内側の波動が外側に映し出されている、もしくは自分の体の中に対象物と同じ波動を創り出しているということなのです。現実や対象物を創り出すということは外側と内側の共鳴なのです。

この時に、ポイントになるのが自分の内側と外側、どちらが主導権を握っているかです。見えてる世界に無意識に共鳴しているとそれは自分で判断しているように思っていても、外の世界に自分がコントロールされているということになります。逆にその共鳴を意識的にすること、つまり自分が外側の世界から自分にとって必要なものを取り入れて、自分の望む世界を実現することにより、自分の人生の主導権をしっかりと自分が握ることができるようになります。

引き寄せの法則を振り返って、それをどのように活用すれば良いのか、そしてどのようにして現実が作られていくのかを考えてみる

思考が現実を創る、考えたこと望んだことが自分の目の前に現れる、だから自分にとって良い事、望んでいることをいつも考えていればそれを手に入れることができる。だからボジティブシンキングで過ごしましょうというのが引き寄せの法則の簡単な説明になると思います。

確かにその通りですし、間違ってはいないと思います。しかしこれには足りない部分がたくさんあるのです。そのうちのひとつをまずは説明したいと思います。

思考が現実を創る

確かにそうですが、思考するだけでは足りないですし、どのように思考するかも重要です。

その思考がどこから来たのか、つまりどうしてその望みが出てきたのかを考える必要があります。

「幸せになりたい」という望みがあれば、きっとそれは今自分が満足するほど幸せではないからそういう望み、幸せになりたいという望みが出てきたのだと思います。

「お金が欲しい」という望みももっとお金が欲しい、今のままでは足りないと感じているからお金が欲しいという望みが出てきたのだと思います。

ではこれのどこが問題なのかというと、その望みを思い浮かべる度に、足りていない状況も一緒に思い浮かべてしまっているのです。そうするとどうなるでしょうか。

引き寄せの法則の通りであれば、どちらも引き寄せてしまいます。そして自分が望んでいない望みの方が実現しやすいという傾向もあるので、望んでいるよりも望んでいない方が多く実現してしまうのです。

では、どうしてそういう思考、不足を思い浮かべてしまうのでしょうか。それは今までの経験、思考、習慣、くせ、思い込みなどが潜在意識(自分では気づけない意識、人の意識の90%以上を占めると言われている)に蓄積、保存されていてその通りに思考してしまうからなのです。つまり無意識にそうしてしまっているのです。そして、そのことを思い浮かべる度にそれと紐づけてしまうのです。思い浮かべる度にあっという間にそれが発動して思考にくっついてしまうのです。

そうなると必要なのは潜在意識に働きかけ、それを書き換えることです。それをしない限りいくら望みを思考しても何も変わらないということになってしまいます。

では、潜在意識を書き換えるにはどのようにすれば良いのでしょうか。

潜在意識には

「潜在意識は嘘と本当の区別がつかない」

という特質があります。

つまり、嘘も言い続け、思考し続ければ潜在意識は本当のことと認識するのです。そうすることで潜在意識で望んだことの邪魔をすることはなくなるのです。これを理解して思考するのと、理解しないで思考するのとでは同じ思考でも全く違うものなのです。

さらに、この時により強く潜在意識に働きかける方法があります。それは何かというと感情を付随させるということです。望む世界を思考している時にそれをしっかりとリアルに感じて自分の感情(きっと楽しくなるような感情だと思います)をしっかりと感じるのです。そうすることで書き換えが起きやすくなります。感情は潜在意識にくっつけてくれる接着剤みたいなものなのです。

これは日々実行していくことで書き換えが進みますが、キネシオロジータッチフォーヘルスのセッションなどでより簡単に書き換えをすることができます。

次に、それと同時に書き換えた潜在意識を元の状態、何年もの間、慣れ親しんだ状態に戻さないように定着する必要があります。人は慣れ親しんだものに戻る性質があります。変化よりも今までの通りに留まることを選びたがります。

そのために必要なのが行動なのです。実際にそれを実現するために自分ができると思うことを行動に移すのです。そうすることで思考がより潜在意識に定着していきます。

多くの人が思考はするのですが行動には移さない、いや移せないのですね。なぜかというとそれは今までの慣れ親しんだスタイルを変化させることだからです。変化は自分に予想し得ない未知の要素を加えるのです。それをするとどうなるのかわからない。不安になる。それはそうですよね。今までとは違う行動をするのですから。なので何らかの理由をつけて行動を先延ばしにするのです。それは必ずしも今する必要はない、まだあとでも大丈夫、もしくはもう少し準備が必要だと。でも、それは結局今までと同じ思考を繰り返していることであり、当たり前のように同じ行動の繰り返しになるのです。そうなれば起きる結果は何も変わらない。同じ現実です。当たり前です。

変化をすることで起きること、そして行動をすること自体は必ずしも今の自分にとって心地の良いものではないかもしれません。でも、慣れ親しんだパターンが心地よいものであるとも言えないのです。それは惰性のような思考停止のような状態なのです。麻痺している状態なのです。行動は、そこに刺激を与えてくれるのです。

一度行動してしまえば、大したことではなかったと思えるのです。それを続けていけばなぜもっと早くに行動しなかったのだろうと思うのです。それを一度でも体験した人は知っているのです。そしてそれを繰り返すことで、加速度的に自分の望みを叶えて行っているのです。

今からこの二つのエッセンスを加えてみてください。これらを意識しながら過ごすことによって、より自分の望む現実を手に入れることができます。ぜひお試しください。

どこかに行く時に行く先を決めるとそこにたどり着くことができることは経験的に知っていて、自分の人生も行き先を決めるとそこにたどり着くことができるということを今実践してみる

毎日の生活の中で、何気なく今すべきことや習慣的にしていることをこなすことを繰り返していくうちに、人は眼の前の出来事を捌くだけで1日を費やしてしまい、それらを終わらせたという結果はあるけど、同じ毎日が繰り返されているという結果も振り返ってみると感じるかもしれない。

人は意図的に何かを変えようと思わない限り、慣れ親しんだ環境、考え、態度、行動そして思考を選び、過去の繰り返しを好むものです。そうすると、自分の未来は過去に経験したことは実現することができるが、経験していないことは決して実現することはできないことに気づきます。

電車や車が自動運転で同じところをぐるぐると回っている様なものなのです。時間や季節によって見える景色は違うかもしれないけど、何年も同じ風景を見続けているのです。1年前も同じ景色、3年前も同じ景色、5年前も同じ景色、もしかしたら10年前も同じ景色かもしれない。

違う景色を見たかったら、道を路線を変える必要があるのです。今まで通っていた道から違う方向へとハンドルを切るのです。そうすることで今まで見たことのなかった景色を見ることができるのです。そして、その時に大切なのがたどり着く先です。行き先、ゴールです。

もし、行き先も決めず進路を変更したなら、どこにたどり着くかもわからずただただ現れる交差点をその時の気分のまま進んだり、右折したり、左折したりしながら進んでいくだけなのです。そしてゴールが決まってないので、途中で疲れたり、通行止になっていたり、赤信号で止まったりして、もうその先に行こうと思うことをやめ、やっぱり違う道に行っても良いことなんて何もなかったと思い、今までの慣れ親しんだ道に戻ってしまい、またぐるぐると同じところを回り始めるのです。

その時に行きたい先が決まっていれば、そこにたどり着く道もわかりますし、途中で信号が赤になろうといつかは青になるのがわかっているし、疲れたって休んでまた進めばいつかはたどり着くのです。そこに着くことがわかっていれば途中でやめたりしないのです。信号が赤で止まらなければならないからこれ以上進めないとは思わないのです。信号はいつかは青になって進むことができるし、それはわかっているのです。

人生も一緒なのです。目標という行き先を決めれば、それに向かっていく道は自然と示されるのです。そしてそれを進んでいけば目標は達成されるのです。途中で何かうまくいかないことがあってもそれは信号が赤になっただけのことなのです。いつかは青に変わるのです。疲れたら休めば良いのです。ガソリンが切れただけなのです。給油すればまた進めるのです。目的地さえはっきりしていれば必ず着くことができるのです。そのために、目標設定がとても大切になるのです。目標設定は私たちの人生の地図であり羅針盤、今ならナビシステムなのです。

行先をナビに入れ、道順を教えてもらい、それを参考に進めば目的地に到着します。人生も目標を設定し、目の前に現れる出来事を見つめ、それを参考に進んでいけば目標に到達するのです。

さあ、では目標を設定しましょう。どんなことでも構いません。「お金が欲しい」でも「素敵なパートナが欲しい」でも「おしゃれな家に住みたい」でも「旅行に行きたい」でもなんでも構いません。まずは今自分が望んでいるものを全て書き出してみましょう。いくつでも大丈夫です。

書き出せたでしょうか。では、書き出したものを最初から見てみましょう。そして、曖昧なものはより具体的にしてみましょう。

「お金が欲しい」は「100万円が今年中に欲しい」とか

「素敵なパートナーが欲しい」は「自分と同じ音楽が趣味のパートナーが来月までに欲しい」とか

「おしゃれな家に住みたい」も「平家の木材をたっぷり使ったナチュラルな家に住みたい」とかです。

どうでしょうか。より鮮明に自分の目標がイメージ出来るようになりましたか。では次に目標の言い方を少しだけ変えます。

「100万円が今年中に欲しい」は

「100万円を今年中に手に入れています」と言い換えます。

「自分と同じ音楽が趣味のパートナーが来月までに欲しい」は

「自分と同じ音楽が趣味のパートナーと来月までに一緒にいます」

「平家の木材をたっぷり使ったナチュラルな家に住みたい」は

「平家の木材をたっぷり使ったナチュラルな家に住んでいます」

と言い換えます。目標は現在形で作ることが大切です。なぜならそれが実現されるからです。「100万円が今年中に欲しい」という目標だと、100万円が今年中に欲しいという状態が実現されてしまうのです。そうするといつまでたっても欲しい状態が実現され、100万円を手に入れた現実は訪れないのです。

それでは目標が決まったら、それを実現させましょう。まずは小さな目標から試してみましょう。あまり大きな目標、今の自分からかけ離れたものではなく、少し背伸びしたくらいのちょっと先の目標。そしてあまり人と関わりのない自分だけで完結できる目標だと実現するのも早くなります。例えば、

「1万円の臨時収入を今月中に手に入れています」や買い物に行った時に

「スーパーの入り口に近い駐車スペースに車を停めています」とか

「ずっと探していたお気に入りのバックを手に入れています」とか。

まずは目標設定が叶うということを体験してみましょう。びっくりするくらい、次々と目標が叶っていくのを実感してください。

ではどのようにすれば良いのかというと、まずは目標を1日数回宣言しましょう。その時に、大切なのは、それをしっかりと具体的にイメージすることです。そしてすでに手にしている感覚を味わいましょう。自分の手に臨時収入の一万円が握られているのを想像する、素敵なパートナーと一緒にコンサートに向かってる、バックを手にしてそこに色々なものを入れていってる。それを感じてください。どんな気分がするでしょうか。満たされた気持ちでしょうか、楽しくてワクワクする感じでしょうか、飛び上がるくらい嬉しい気持ちでしょうか。それをしっかりと味わいながら目標を宣言しましょう。そしてその時に、おでこに軽く触れることを忘れないでください。それが目標をスピード感を増して実現させるコツなのです。

さあ、ぜひ今から試してみてください。驚くほどの結果が現れますよ。